政府機関と非営利団体
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2023年5月5日

Meta広告を活用する

機械学習や自動化を利用した製品をご紹介します

Metaの人工知能(AI)とアルゴリズムは、広告主や利用者が快適に利用できるように絶えず進化しています。しかし多くの広告主は、次のような理由から、こうした進化をキャンペーン構築で十分に活かせていません。

  • 作成する広告セットの数が多すぎて、しかもオーディエンスが重複しがちになっている。
  • 選択する配置の数が限られている。
  • 入札と予算に制限をかけているため、最もコスト効率の良いオーディエンスに広告が配信されていない。
  • 似たようなクリエイティブを作成しすぎたり、1つの広告セット内の広告数が多すぎたりする。

このような使い方では、広告のパフォーマンスが低下したり、広告セットの規模の拡大が困難になったりする可能性があります。その結果、Metaの広告配信システムが広告のパフォーマンスを十分に最適化する前の情報収集期間中に、より多くの予算が消化されてしまいます。

政府、政治、非営利団体の広告主の皆さまは、入札や予算の手動での管理、複雑なターゲット設定、多すぎるクリエイティブの作成は避け、Metaの機械学習や最適化ツールを活用して新たな戦略をテストするようにしてください。

Metaの機械学習はデータを活用し、それをオーディエンスに関する既知の情報と組み合わせます。Metaの広告配信システムは、リーチしたい利用者のタイプを広告主から指定されると、その指示に従い、アクションを実行してくれる可能性が高い適切な利用者にクリエイティブをマッチングします。Metaでは、こうしたシグナルを活用して学習を続け、オーディエンスへの広告配信の精度を高めています。


機械学習を利用した製品を選択すると、あまり細かく管理しなくても最適な結果が得られます。面倒な作業をMetaの機械学習に任せるために、以下の機能とキャンペーンパラメーターの利用を検討してください。


Meta Advantageのキャンペーン予算(旧: キャンペーン予算の最適化、またはCBO)は、キャンペーンの各広告セットへのキャンペーン予算の配分を最適化する手段です。つまり、広告セット全体で最適な結果を得られる機会が自動的かつ継続的に検知され、その結果を得られるようリアルタイムでキャンペーン予算が配分されます。


Advantageのキャンペーン予算を採用しても、広告セット間での予算配分は管理できます。ただし、これを行うと、パフォーマンスが最も高い広告セットに最適化するというキャンペーンの柔軟性に制限がかかってしまう可能性があります。広告セットの上限予算についてはこちら、ベストプラクティスについてはこちらで詳細をご覧ください。

最小単価の入札は、最適化イベントの単価を最小限に抑えながら予算を消化することを目標に入札するよう、Metaのシステムに指示するものです。しかし、コストコントロールを重視する広告主もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、コストコントロールと入札コントロールについてチェックすることをおすすめします。


上記ふたつの戦略を併用する場合は、最小単価の入札を採用した場合のAdvantageのキャンペーン予算のレポートについて理解し、確認すべき情報を把握するようにしてください。

Advantage+ 配置(旧: 自動配置)を選択すると、利用可能なデフォルトの配置全体から最適な結果を得ることができます。Advantage+ 配置では、予算が効率的に消化され、コストコントロールもしやすくなります。なお、社会問題、選挙または政治に関連する広告を掲載する場合は、一部の配置をご利用いただけません。それでも、その場合もAdvantage+ 配置を利用することをおすすめします。社会問題、選挙または政治に関連する広告に利用できない配置については、料金が発生しません。詳しくはこちらをご覧ください。


キャンペーンの規模を拡大したい場合は、オーディエンスの簡素化を採用してください。これは、複数の広告セットをまとめてオーディエンスを広く設定する手法です。オーディエンスが小さすぎたり、広告セットが重複していたりする場合は、配信が複雑化し、結果や規模が制限される可能性があります。これは、配信と結果をテストする広告セットが多いと、アルゴリズムが予算をさらに分割する必要が生じるためです。


ダイナミッククリエイティブは、複数の広告コンポーネント(画像、動画、タイトル、説明、CTAなど)を取得し、さまざまなオーディエンス向け��アセットの組み合わせを自動で生成して、クリエイティブの組み合わせを最適化するものです。何十件や何百件もの広告の制作に時間を費やすよりも、ダイナミッククリエイティブを採用して、最も効率的に結果を出せる組み合わせをMetaのシステムに自動で決めてもらいましょう。


政府機関、政治家、非営利団体の時間やリソースには限りがあります。キャンペーンを簡素化し、機械学習をフルに活用した製品を選択する「お任せ」のアプローチを採用することで、最適な結果を得られるのです。


キャンペーンで自動化の手法を採用する際は、レポートを詳しく確認し、結果を分析しましょう。