政府機関と非営利団体
2023年5月4日
Facebookで持続的に拡大する
熱心なオーディエンスを獲得するための広告の検討事項

これまで、Facebookページを設定するとき、マーケティング担当者が最優先してきたことは、フォロワーを速やかに獲得することでした。政府機関、政治家、アドボカシー団体にとって重要なのは、エンゲージメントが高く協力的なオーディエンスを開拓することです。選挙に出馬する候補者にとってフォロワーとは、候補者のメッセージをシェアして、候補者に投票し、候補者を支持してくれる人です。政府職員と官庁にとってフォロワーとは、支援とサービスを求める有権者であると考えられます。アドボカシー団体にとっての最強の支持者は、ページに「いいね!」してくれるフォロワーでしょう。
最近当選した議員であろうと、新しい組織であろうと、始まったばかりのキャンペーンであろうと、「できるだけ多くのフォロワーを獲得するにはどうしたらよいか」ということが共通の課題になるのは当然のことで、エンゲージメントページへの「いいね!」広告が、これを達成するための方法でした。
しかし、Facebookがプラットフォームとして成熟するにつれ、さらによい方法で、エンゲージメントが高いオーディエンスを獲得できるようになっている可能性があります。エンゲージメントページへの「いいね!」広告を使用する代わりに、エンゲージメントが高くて熱心なサポーターの力を借りて時間をかけてFacebookオーディエンスを拡大すると同時にファネル下方の目標(ウェブサイトのアクセス数、寄付、メール登録など)を達成する戦略を検討してください。
別の広告キャンペーンの目的を採用することを検討してみましょう。それにより、ページへの「いいね!」というサブアクションにつながる可能性があります。
注: 広告は、Facebookでオーディエンスを増やす方法の1つにすぎません。熱心なオーディエンスをオーガニックに拡大するには、こちらの推奨事項を実行することを検討してください。
考慮すべきキャンペーンの目的
サブアクションは、広告の結果として利用者が起こすアクションですが、広告キャンペーンの主な目的ではありません。この場合、サブアクションとはページへの「いいね!」です。例えば、政治運動では、ウェブサイトで寄付を増やすことを目標として、「ウェブサイトコンバージョン」の目的を使用することがあります。キャンペーンは、コンバージョン(この場合は寄付)を最大限に増やすよう最適化されます。ただし、寄付は高い意向を示すアクションであるため、キャンペーンに寄付する人は、それに加えて、ページに「いいね!」してキャンペーンの最新情報をフォローする傾向も高くなる可能性があります。
ページへの「いいね!」というサブアクションは、堅実で非常に熱心なオーディエンスの獲得を最終目標として、次のような複数の目的を通じて達成できます。ここでは例をいくつか挙げますが、これですべてが網羅されているわけではありません。
ブランドの認知度アップ
公職候補者、慈善事業への意識を高めようとしているアドボカシー団体、公共広告を掲載している政府機関は、一般的にブランドの認知度を上げようとします。「ブランドの認知度アップ」の目的により、広告を覚えていてくれる可能性が高い人を対象にして広告を配信できるようになります。そのような人は、今後ページに「いいね!」してくれる可能性も高くなります。「ブランドの認知度アップ」の目的について、詳しくはこちらをご覧ください。
トラフィック
重要な更新情報がある政府機関、利用者に有権者登録を促したい政治家、ブログ投稿をシェアしているアドボカシー団体はすべて、ウェブサイトへのアクセスを増やそうとしています。「トラフィック」の目的は、ウェブサイト、アプリ、Messengerスレッドなど、Facebook内外のリンク先により多くの人を誘導できるよう最適化します。リンク先の記事を読んだ人は、他の情報も見逃さないようにページに「いいね!」してフォローしてくれるかもしれません。「トラフィック」の目的について、詳しくはこちらをご覧ください。
コンバージョン
政府機関、政治家、アドボカシー団体に共通する目標として、ウェブサイトに利用者を誘導してフォームに必要事項を入力してもらったり、寄付してもらったり、商品を購入してもらったりすることが挙げられます。「コンバージョン」の目的は、ウェブサイトやアプリでこのようなアクションを促すのに役立ちます。寄付してくれる人やウェブサイトリストに参加してくれる人は、すでに非常に熱心になっている可能性が高いため、つながりを保つためにページへの「いいね!」というサブアクションを行ってくれる可能性があります。「コンバージョン」の目的について、詳しくはこちらをご覧ください。また、Facebookで顧客獲得プログラムを開始する方法についてはこちら、募金プログラムを開始する方法についてはこちらをご覧ください。
リード獲得
政府機関、政治家、アドボカシー団体に共通する目標は、メールリストを作成して、選挙区民、有権者、支持者とコミュニケーションをとることです。「リード獲得」の目的では、興味を持ってさらに情報を求めている利用者に、Facebook内でフォームに連絡先情報を入力してもらうためのキャンペーンを作成できます。メールアドレスの獲得は意向の高さを示すため、リード獲得フォームに登録した人は、ページに「いいね!」する可能性も高くなります。リード獲得広告について、詳しくはこちらをご覧ください。
ここでご紹介したキャンペーンの目的を使用すると、有権者との交流、選挙区民とのつながり、支持者からの募金といった実世界のキャンペーンの目的を達成しながら、サブアクションでページのフォロワーを拡大できます。時間はかかりますが、最終的には熱心なオーディエンスを増やすことにつながります。