LIFESTYLE / TRAVEL

今、泊まりたい海辺の絶景ホテル3選──オーシャンビューという贅沢

窓いっぱいに広がる海、潮の香りを感じるテラス、波音に包まれる時間。海とともに過ごす時間が心を満たしてくれる。そんな極上のシーサイドステイが叶う海辺のホテル3軒を紹介。

【ふふ 城ヶ島 海風のしらべ】「ふふ」ブランド初のオーシャンビューリゾート

ふふ 城ヶ島 海風のしらべ

相模湾に沈む夕日をフリーフローのドリンクとともに満喫できるルーフトップラウンジ「宵星(よいぼし)」。

「ときを味わう場所」をコンセプトに、全国に9施設を展開する「ふふ」ブランドから、初の海を望むリゾート「ふふ 城ヶ島 海風のしらべ」が誕生した。舞台は、太平洋と相模湾、ふたつの海が交わる城ヶ島の岬。全34室すべてに天然温泉の露天風呂を備え、どこまでも広がる青の絶景を眺めながら湯に浸かるという贅沢が叶う。

ふふ 城ヶ島 海風のしらべ

アースカラーで統一された客室は、心をほどき、ゆったりとリラックスできる安らぎの空間。

三浦半島の最南端に位置する城ヶ島は、北原白秋が「城ヶ島の雨」に詠んだことでも知られる景勝地。荒波に削られた岩礁が織りなすダイナミックな景色が広がり、空気の澄んだ日には水平線の彼方に富士山を望む、知る人ぞ知る絶好のオーシャンビュースポットだ。客室内は、それぞれ異なる設えだが、窓一面に広がる大海原は共通。波のうねりを思わせる柔らかな壁面と、城ヶ島の自然に馴染むアースカラーのファブリックが、穏やかな空間を創り出している。

ふふ 城ヶ島 海風のしらべ

ディナーのメインは、備長炭でじっくりと焼くサザエや伊勢エビなど新鮮な魚介と地元の三浦野菜。

夕暮れ時のルーフトップラウンジでは、刻々と表情を変える海と空を眺めながら、フリーフローでドリンクを楽しめる。多彩なカクテルに加え、自分だけのオリジナルの一杯をつくることも可能だ。夕食は、プライバシーに配慮した個室感覚のダイニングで、相模湾の魚介や三浦半島の食材を仕立てた日本料理を。雄大な眺望、癒しの温泉、滋味豊かな食事。そのすべてをじっくりと堪能できる宿だ。

ふふ 城ヶ島 海風のしらべ
神奈川県三浦市三崎町城ヶ島693
Tel./0570-0117-22
料金/1室1泊99,000円~ ※2026年8月現在
https://fufujogashima.jp/

【界 宮島】多島美と大鳥居を見渡す瀬戸内の湯宿

界 宮島

エントランスからフロントへ向かう回廊の途中、厳島神社の大鳥居が真正面に見える。

大小200余りの島々が浮かぶ瀬戸内海国立公園。その絶景を望む宮島に2026年7月23日、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の最新施設「界 宮島」が誕生した。松島、天橋立と並ぶ日本三景のひとつ、安芸の宮島の雄大な景色を最大限に楽しめるよう、全54室すべてを土地の伝統や文化を体感できる“ご当地部屋”の「海霧の間」として設えた。

界 宮島

瀬戸内海の多島美を一望できるご当地部屋「海霧の間」。窓辺には幻想的な海霧をモチーフにしたグラデーションカーテン。

窓の向こうに広がる瀬戸内の海と島々を主役に、室内には香川県産庵治石(あじいし)の粉を練り込んだ庵治ガラスの照明や福山デニムで作ったクッションなど、瀬戸内ゆかりの伝統工芸をさりげなく取り入れた。設計は、「界 秋保」なども手がけた小大建築設計事務所の小嶋伸也・綾香が担当した。

界 宮島

最上階の大浴場露天風呂は開放感あふれるインフィニティ温泉。ラドンを豊富に含む強塩泉でしっかりと体が温まる。

この宿の魅力をさらに印象づけるのが、海と湯船が溶け合う空間で湯浴みを満喫できるよう、最上階に設けられた大浴場だ。最も海に近いロケーションには鎌倉時代から瀬戸内沿岸に伝わる「石風呂」も設置した。古い文献などをもとに再現したこの古式サウナは、石の輻射熱を利用し、50度前後の身体に負担の少ない温度でじんわりと身体を温める。客室からも、湯船からも、どこにいても瀬戸内の海と島々を身近に感じられる「界 宮島」。土地の文化を取り入れながら、絶景そのものを滞在の主役に据えた、新しい宮島の旅の拠点だ。

界 宮島
広島県廿日市市宮島口西1-1-6
Tel./050-3134-8092(界予約センター)
料金/ 1人1泊32,000円~(2名1室利用・2食付)※2026年8月現在
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaimiyajima/

【IZUMO HOTEL THE CLIFF】日本海の絶景を味わい尽くすために生まれたホテル

IZUMO HOTEL THE CLIFF(イズモ ホテル ザ クリフ)

闇夜に光る8つの”眼”は、まるで不思議な生命体のよう。

「出雲国風土記」に記された国引き神話が息づく出雲の海岸。出雲の国は小さすぎると、神様が海の彼方から余った土地を綱で引いてきたという物語を宿すその場所に、およそ10mの断崖を穿つように誕生したのが「IZUMO HOTEL THE CLIFF(イズモ ホテル ザ クリフ)」だ。2023年5月の開業以来、「ミシュランキーホテルセレクション」で2年連続1ミシュランキーを獲得。断崖に抱かれるように配された客室で、陽光、波音、海風が織りなす日本海の自然を静かに体感できる宿だ。

IZUMO HOTEL THE CLIFF(イズモ ホテル ザ クリフ)

夕日を最高の状態で楽しむために設計されたと評される唯一無二の絶景。

岩をくり抜いたように造られた8室の客室は、まるで洞窟のよう。全室がオーシャンビューで、海を最良の眺めで堪能するために、それぞれ異なる方角を向いて設計されている。テラスには専用のジャグジーも設置。夕刻には茜色に染まる日本海を、夜は満天の星を独り占めすることができる。1日1組7名限定の別棟ヴィラも隣接し、グループでのプライベートな滞在にも対応する。

IZUMO HOTEL THE CLIFF(イズモ ホテル ザ クリフ)

インダストリアルなコンクリートの壁と、温かみを感じる天然の石や木のインテリアが静かな空間を創り出す。

ここで過ごす時間の主役は、目の前に広がる海と空。青から橙色、そして漆黒へと刻々と色を変える水平線を眺め、波音や潮風を感じながら、日常から離れて自然と向き合う。時間とともに移ろう景色そのものが、ここでしか出合えない特別な体験をもたらしてくれる。

IZUMO HOTEL THE CLIFF(イズモ ホテル ザ クリフ)
島根県出雲市多伎町久村1870
Tel./0853-86-3300
料金/1室1泊52,000円~(2名利用・朝食付)※2026年8月現在
https://hotel-the-cliff.jp/

Text: Yuka Kumano

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